演習問題の答案作成が2時間以上かかってしまいます。どうしたら良いでしょうか、アドバイスをお願いします。
演習問題は各手法を適用する手順と鑑定評価額の決定が適切に書かれていなければ、一定以上の得点は望めません。演習問題はできる人とできない人とでは相当の点差となります。鑑定理論の論述問題ができたとしても、演習問題が途中で終わってしまうようなことだと合格は難しいと思います。
スピードアップには、更地、自用の建物及びその敷地、区分所有建物及びその敷地、新規賃料の4つを徹底的に反復練習することです。どのような類型の試験であっても、更地の比準価格を求める手順までは同じです。取引事例比較法は問題用紙のなかで行い、それを答案用紙に転記していくようにすると、計算の精度とスピードがアップします。
毎日1時間以上、鑑定評価基準を暗記していますが、すぐに忘れてしまいます。仕事もあり、土日や祭日以外は、1日に勉強できる時間はそれほどありません。効果的な学習方法があれば、おしえてください。
私の受験時代の経験と資格予備校での受講者の相談などをもとにアドバイスします。
まず、鑑定評価基準を総論第1章から各論の第2章まで、順番に暗記するのは効率的ではありません。総論第1章から第6章、第8章、第9章をAグループ、総論第7章と各論の第1章、第2章をBグループとし、並行して暗記していきます。1日に1時間を鑑定評価基準の暗記に当てることができれば、最初は30分ずつ行います。ただし、やがては、重要論点や試験出題予想論点などに関係した部分に重点を置き、メリハリを付けてみてください。また、暗記には鑑定評価基準を理解する必要があります。
時間がないとのことですから、読みながらの暗記で十分です。ただし、鑑定評価基準の内容がある程度暗記できた段階で、論述問題の過去問について実際に答案に書いてください。頭脳の動きと書くスピードが大きく異なるため、暗記していたものが適切にアウトプットできない場合があります。鑑定理論の試験は鑑定評価基準と留意事項の暗記が必要ですが、最終的にはそれを答案の形にしなければなりません。合格のためには、暗記とともに、記述と答案構成が不可欠です。




